連歌会

連歌というものをご存知でしょうか

鎌倉〜室町時代に流行ったとされる歌遊びです

5・7・5 の句と 7・7 の句

前の句を受けて連綿と続けていきます

集まったメンバーで出し合っていくので、最初の句が思わぬ方向へ向かっていくのが連歌のおもしろいところではないでしょうか

連歌の存在すら知りませんでしたが、お誘いいただきやってきました。

短歌なんて詠めるかな?と思っていましたが、難しいことはさて置き、案外スルスルと出てきました

 

今日は全部で十八句

 

発句、雪解けの水ほとばしる荒瀬かな

脇句、月を頼りに舟の舵取り

三、銀色の雫をうけて若草や

四、鶯さえずり春の芽吹きよ

五、大空に満ちたる春の響きかな

六、吾子の遊び音街にあふれり

七、七色の虹さえ渡る雨上がり

八、桜のつぼみを起こしきにける

九、ゆらゆらと心揺さぶる風嵐

十、龍の背に乗り世界を渡れり

十一、闇ひらく、ダイヤモンドは瞳の中に

十二、たしかに根付く褐色の地に

十三、とうもろこし、牛、ミルク、豆、育めり

十四、こだわらぬ母また花の笑み

十五、底抜けの明るさ眩しき陽の光

十六、笑う門には七福の神

十七、華やかに恵まるるこそおもしろく

挙句、見上げる先に春の太陽

 

全体的に春の、明るさと先に進んでいく力強さ、その先にある愛や幸福、そんな一巻となりました

 

出来上がった連歌の楽しみ方として、一から順に観ていくほかに、最後から二句目から遡って観ていくのもまたおもしろいです

 

十七ー十六句

華やかに恵まるるこそおもしろく

笑う門には七福の神

 

十五ー十四

底抜けの明るさ眩しき陽の光

こだわらぬ母また花の笑み

 

……

このように観ていって発句に戻ります

 

発句ー挙句

雪解けの水ほとばしる荒瀬かな

見上げる先に春の太陽

 

 

もう少しすれば春分です

春をお祝いしたいですね!

 

 

 

 

 

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